2017-05-06 ■ 密画は触る 僕の静謐に 病が燃える 実存を顕し 聖母の肌が 色艶を囁き 燈る詩眼は 高揚に佇む 遺稿は悟る 君の深遠に 泪が魅せる 面影を敬い 悲愛の熱が 言霊を育み 薫る絵筆は 耽溺に肯く 「切なる齟齬」