2017-04-26 ■ 季節愁いは 雨に微笑む 空の顔色を 蕾が知見し 酷な星霜が 削った幻は 落日で揺れ 枷を続ける 讃美殺しは 稿に半泣く 韻の肉塊を 栞が暗記し 切な文学が 創った魂は 深窓で熟れ 神を咎める 「烏の役目」