季節愁いは

雨に微笑む

空の顔色を

蕾が知見し

 

酷な星霜が

削った幻は

落日で揺れ

枷を続ける

 

讃美殺しは

稿に半泣く

韻の肉塊を

栞が暗記し

 

切な文学が

創った魂は

深窓で熟れ

神を咎める

 

 

「烏の役目」