ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


瞳の愛読者は

苦悩を喜んだ

哀しい怨嗟で

光彩が映えて

 

君は戦死して

無罪に還った

満月が秘めた

氷菓子を遺し

 

泪の回遊魚は

不毛を寛いだ

空しい弱音で

結実が褪せて

 

僕は孤立して

詩篇に至った

海風が融けた

麻酔剤を想い

 

 

「雨の義眼」