ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


人魚が詠む

浄い詩篇

泡を纏って

星空に届く

 

僕の悲恋は

旋律に富み

濡れた翼で

運命を往く

 

亡者が焚く

古い寓話は

墓を捜して

深淵に刻む

 

神の慈愛は

色艶に欠き

荒れた鎖で

歳月を熟む

 

 

「或る美談」