2017-04-06 ■ 硝子の灰皿に 炭酸水注げば 新鮮な星々が 会話を始める 毒炎を悼んで 闇に懐古する 短命の美学は 糖液と融ける 昨日の恋文に 風船玉結べど 健全な青空が 詩題を歪める 音韻を背いて 鳥に辞別する 天国の小径は 黄昏と灼ける 「烟る君に」