2017-03-26 ■ 朧月詠んで 紫煙が薫る 里は安寧に 恥辱を迫る 穴の聾唖が 不感に導き 翅を穢して 手毬は遊ぶ 俄雨泣いて 眩暈が過る 恋は暴悪に 非情を猛る 淵の魔物が 地獄に嘖み 鬼を祓って 膿血は喘ぐ 「春の毒」