ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


地下鉄に残る

血痕を貴んで

痛覚の幻想が

喉で交差する

 

線路の悲鳴は

苦く死に響き

赤錆が薫れば

遠い星を願う

 

絵葉書に渉る

筆跡を呟いて

嘆息の引用が

膣で自転する

 

旅出の朝陽は

聖く美に恵み

歳月が語れど

慧い花を乱す

 

 

「ハンカチ」