不細工な型で

造られた僕は

口笛の色彩に

追憶を融かす

 

映画は沈黙し

欠落を魅せる

奇怪な夕景も

悪病に燃える

 

無意識な嘘で

護られた君は

鼻唄の体温に

惜別を冷ます

 

胎児は悩乱し

盲信を和える

穏和な恋愛も

憂愁に痩せる

 

 

「セオリー」