2017-03-14 ■ 非情な釜に 若者は病む 死の音律で 電話が去る 恋を喩えて 夜に渉った 裡は血塗れ 暦が枯れた 気丈な蔭に 聖人は妬く 美の独裁で 手紙が散る 罰を讃えて 雨に縋った 嘘は手遅れ 灯が暮れた 「切なる不遇」