2017-03-05 ■ 悪食な菩薩は 臍の緒を荒す 空しい母親が 気欝に祈れど 極楽は浅墓で 病が積層する 御魂の痛覚に 不信を吐いて 童顔な海月は 菜の花を慕う 眩しい春風が 清楚に語れば 水槽は温厚で 瞳が遊泳する 酸素の音律に 寝息を詠んで 「我が光景」