茜空の手品で

甘く幻視する

憂世が滅んで

君に祈る景を

 

儚い核爆弾が

色を支配して

黄昏は永遠に

讃美歌で恵む

 

泪雨の旅路で

弱く懐古する

恋慕が騒いで

僕に廻る毒を

 

短い生命線が

罪を啓示して

哀別は完璧に

過去形で裁く

 

 

「分裂症」