道端に咲いた

敬虔を捜して

気儘な旅人が

裸足で廻った

 

景色は流線型

砂の声を知り

遠く深む空が

微かに笑った

 

惜別に点いた

勇壮を逃して

誇大な王様が

詩想で睡った

 

活字は浄福性

闇の痕を去り

永く掴む夢が

密かに叶った

 

 

「恩恵論」