2017-02-01 ■ 怨嗟の墓に 故里を去る 身軽な嘘が 街で喘いで 祖は形骸し 理屈で黙る 静物の恋を 違える儘に 奇蹟の膣に 梅毒を知る 孤高な猫が 舌で偲んで 児は散漫し 自由で廃る 神託の雨を 厭える程に 「無頼の壇」