2017-01-21 ■ 雷光の記憶が 両翼を毟って 冷たい植物は 無残に黙った 歪んだ若枝は 理由を求めて 天空の野心が 切実に犯した 亡骸の夢想が 完熟を悟って 重たい老鳥は 不屈に祈った 刻んだ慟哭は 予言を宿して 年輪の悲愴が 丁寧に深めた 「詩の畸型」