2017-01-02 ■ 皺の数だけ 苦悩を嗜み 鮮明に咲く 叶わぬ初恋 時が忘れた 君の残り香 遠い歴史を 悼んで睡る 罪の骨まで 慈愛を苛み 陽炎に泣く 想わぬ霊魂 枷が外れた 僕の宿り木 古い逢瀬を 結んで廻る 「老害蝶々」