2016-12-30 ■ 漂白剤の泡に 心を奪われて 輪廻が交わる 鮮烈な午前だ 騒音で悟って 振動に縋って 色は淡くなり 魂を浄化する 万年筆の墨に 命を穢されて 死生が迷える 陰鬱な深夜だ 横紙で黙って 散文に下って 罪は重くなり 紫を希望する 「カルマ」