2016-11-25 ■ 雨の予報で 厭世が満ち 攫った娘を 気丈に殴る 青痣舐めて 熱は乏しく 愛の夢想を 何度も囁く 春の絵画は 永遠に消え 残った心で 子宮を憎む 生贄焼いて 恋は貧しく 肉の舞踏で 星座が嘯く 「暴力器官」