2016-10-12 ■ 秋の悪意は 文学が薫る 傷つく娘に 恋する詩人 賢い言葉で 独善に描く 臆した瞳は 主題を殺す 切な相違に 痛覚は残る 浮つく心を 呈する手帖 拙い夢想が 愛惜を招く 熟した病で 夜闇に還す 「離別の痕」