2016-09-23 ■ 黒い雨の中 列車が走る 深層は静寂 煙に咳込む 肌が爛れた 街から離れ 空白な瞳に 言葉少なく 古い鉄の声 正気が霞む 幻想は隣人 病を讃える 恋が穢れた 空すら忘れ 泡沫の心に 汽笛渦巻く 「灰の終点」