2016-08-10 ■ 醜悪な雨が 風を傷つけ 白き毛色は 鈍く褪せた 恒久な夜が 愛を奪って 甘き調べは 脆く枯れた 豊潤な空が 街を見放し 寛き自由は 遠く去った 狂った翼で 屋上を離れ 強く羽搏く 切に羽搏く 「夢見る鳥」