2016-06-14 ■ 自らの歴史は 崇高な凶器だ 傷痕を護れば 在り方に導く 人と云う皿に 偏見を並べる 新鋭な味覚は 神々も抗うぞ 古びた小説に 美しい劇薬は 豊かな不幸を 深く調理する 時と環境の骨 知と解釈の肉 全てが本性で 全てが理由だ 「フルコース」