2016-06-08 ■ 東北を訛った 臆病な娼婦は 凍えた天体が 恋しいと喘ぐ 空しい囁きに 魂すら痛めど 憂愁な銀河は 女の腹で睡る 乱れ髪が薫る 安宿の寝床で 全てを穢して 雪は降り注ぐ 無遠慮で犯す 情欲も吐けば 毒を糧に想い 星は遠く濁る 「ズーズー」