2016-05-27 ■ 羞恥が暮れて 育った言葉を 全て飲み干し 無垢に微笑む 錠剤を噛んで 世間に仇なす 油性ペンだけ 決して忘れず 上手に死ねば 美談と化する その刹那すら 時期を損なう 罪悪で駆けた 裏切る昏さよ 人を辞めても 酸素が赦さず 「或る猫背」