2016-04-13 ■ 地下鉄では 軋む線路が 絶望の人に 悲鳴を注ぐ 草臥れた嘘 缶の麦酒に 無骨な顔が 明滅する窓 古い電波で 心臓を毀し 生涯賭けて 贖罪したい 不潔な背広 黒い胃液に 死んだ鼠と 皆殺しの唄 「残業囃子」