ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


蛍は泣いた

穢れた命に

燈を灯せど

歪なだけと

 

涙を流して

軽くなる躯

か弱い翅は

空に恋した

 

凍えた風が

頬を叩けば

街の俯瞰は

贅沢に降る

 

孤独な窓に

闇が吐息で

薬の薫りを

天へ運んだ

 

 

「冬の蛍」