ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


飼い主捜して

水子が彷徨う

廃棄の海から

産声も知らず

 

小さな手足で

這い寄る儘に

郷愁が薫った

洞へ跳び付く

 

誰もが顰めて

目を逸らす中

無垢な粘度に

思わず微笑む

 

あともう少し

あともう少し

涙で満たした

愛しい部屋よ

 

 

「還り道」