2016-02-01 ■ 才ある者には 孤独なる雨を 識ある者には 裏切りの花を 或いは狂犬の 石喰らう僕が 不遇な殺意で 躯を震わせる 見下せる程に 幸せが罹る時 時代は賛美し 世界は平伏す それを噛砕き 啜れる為なら 僕の路地裏に 燈など要らぬ 「血獣」