ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


翅が無い虫の

切望の如くに

旋律は怯えて

憂いを重ねる

 

君の足取りに

僕も声を厭い

揺らぐ二匹は

目頭で惜しむ

 

暫しこの時を

瞬きする洋灯

せめて最後に

嘘吐きな鍵盤

 

君と眠るなら

詩で飾る柩に

叶わぬ悪夢が

心音を分てる

 

 

「オールド・ワルツ」