2015-10-19 ■ 君の手紙は 虫歯の如く 多感な気性 悶え暴れる 僕の返事は 臆病を極め 自傷の台詞 多く捧げる 遠い逢瀬で 言葉は狂う 素肌の熱が 薄まる儘に 不揃いの心 不幸な苦楽 涙は確かに 恋文だった 「半熟な葉書」