ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


蝶が好物な生花

監禁した想い人

猛獣の嬉し泣き

僕を殺した寓話

 

摂理に目を覆い

慕情の甘い夢で

正気を葬れども

軽い方が淋しい

 

死相が浮ぶ少女

火傷で辿る出生

方程式の天真さ

僕を赦さぬ讃歌

 

全ての鍵を掛け

局部麻酔の夜に

倖せを証明せど

寒い方が淋しい

 

 

「孤独の瞬き」