ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


旋律に焦がれ

君の傍で泣く

繊細な打鍵は

愛を裸にする

 

細部に宿る詩

感情的な転調

贅沢な反響に

生涯を忘れる

 

か細い指先は

天使すら殺し

鍵盤の正気も

君は奪い取る

 

この儘死ねば

完璧な終曲に

無垢な君には

孤独が似合う

 

 

「鋭利なピアノ」