2015-09-06 ■ 君の名を拐い 僕は寵愛する 砕けた両足も 大切な個性と 躰を寄せ合い 温度に触れる 強気な瞳には 僕も獣と化す 散漫な冗句と 大仰な流星群 君の涙を求め 夜に放たれる 幻滅の恋文に 魔法を知れば 死を望む君は 冷蔵庫で睡る 「冷やす恋」