ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


年老いた僕に

手を伸ばす君

清潔な寝台の

一輪の向日葵

 

君は涙で歪み

それ故美しい

瞳に刻み付け

僕の物とする

 

遠のく喧騒に

もう何も無い

僕の空は暗く

君の空は淡く

 

団扇の涼風で

骨肉も緩めば

惜別の口紅が

頬を少し彩る

 

 

「看取る空」