ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


死ぬる女しか

愛せぬ本能が

彼の片想いを

誠実に歪める

 

壊れる狭間を

切なげに眺め

弱る灯の影が

胸を塗り潰す

 

絶え絶えの息

虚ろな瞳の色

空を切る指先

死に至る淫靡

 

決して叶わぬ

冒涜の恋慕を

彼は絶望せず

真摯に想った

 

 

「死の恋人」