ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


君は散る桜

疚しい春に

虚ろな僕の

本音を赦す

 

雨は残酷で

君が蕩けて

指先の情の

化粧が滲む

 

完璧な夏は

君の残像が

満天の枝に

口づけする

 

再会を望み

僕は古びて

遠くの恋に

涙で汚れた

 

 

「晩夏の慕情」