2015-06-24 ■ 深淵に甘んじ 絶望気取れば 僕は天使とし 扉を叩けたか 愛を嚥下して 知って願えば 手すりの先に 魂を逃せたか 宿り木で休み 夜へと逃げて 尊厳を枷とし 神託を唱える 暗い死の中で 切実に想えど 最後の恋文は 文学と成るか 「屑の華」