ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕は壊れていく

白髪も生えずに

小皺も刻まずに

歯茎も衰えずに

 

腸の匂いのする

ため息を重ねる

手足は我が儘に

反応を拒絶する

 

絶望の通告には

常に沈黙を貫く

沈む磔刑の中で

算数を脳で解く

 

何一つ信じずに

何一つ感じずに

僕は人を終えて

肉塊の夢を観る

 

 

「壊れ物」