2015-06-20 ■ 小部屋の隅で 嬌声を上げて 恋の副作用に 優しく触れる 惨めな気分も 冷たい自我も 必死な手首で 振り解いては 好きの本能に 汚れた酸素は 想い出を背き 乱暴にさせる 腰が砕けたら 殺戮を包んで その度目尻に 夜露が流れた 「やれやれ」