或いは美型詩の実験場。


殺人鬼の娘は

汗を掻いて眠る

夢は脳で飾り

苦悩を遠ざける

 

静寂な深海で

魚に餌を与える

愛が続く限り

自らの指を削ぐ

 

鯨が感謝の為

背中で空に押す

宇宙は広大だ

嬉しくて涙する

 

乱暴な痛みに

娘は地獄に還る

玩具扱いの朝

父の屍体になる

 

 

「サカナの夢」