ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


粗雑な美しさは

想い出を駆ける

僕の前を歩いた

スカートの気流

 

肉球を触る為に

橋の下に近寄る

浮浪者が薫りし

鍵っ子の逢引き

 

馬鹿だねと笑い

廃屋でキスした

ザラザラの唇が

何より魅惑的で

 

歳を取るほどに

胸の穴は増える

羞恥心に隠れて

少年が舌を出す

 

 

「猫庭町」