ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


立ち眩む現実に

個室便所へ逃げ

熱苦しい息の中

ただ涙を堪える

 

あの人は会社員だ

彼女は大学生かな

彼は土方の職人で

なのに僕とは何だ

 

年相応に苦労し

人並みに偉そうで

普通の恋に騒ぎ

暗黙に認め合うの

 

僕は殺さないと

知って貰えないよ

僕は死なないと

選んで貰えないよ

 

 

「ほぼ無題」