ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


桃色の嵐が

情の哲学を呼ぶ

軽率な人々は

花に媚びて騒ぐ

 

蕾が咲く理由

満開の矜持には

懸命に鳴く猫の

敬虔さがある

 

この愉悦らと

麦酒に酔えば

極めて確かだと

大口を叩く

 

花弁が散る度に

番いは消え失せて

緑色の落胆が

僕に地獄を視る

 

 

「理屈屋な葉桜」