ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


夜色の羽衣を纏い

牧歌的な夢を観る

僕らが住まう街は

大分慎ましい地獄だ

 

錠前は大量に有り

確かな扉は諦めた

鍵は指先を傷つけ

然し死ぬ程では無い

 

僕が期待に没頭し

君の心地は疾走す

不安が質量を宿せば

顔色も影も黒くなる

 

愕然と不実を知り

臆病者は厄を買う

終焉こそが重要と

腐った水子は呟けど

 

 

「色めく地獄」