2015-03-17 ■ 眼醒めを窓越しに 残酷な警告が照らす 騒がしい色を齧り 不満と共に唾を吐く 凶行は陽射しを浴び 蜃気楼が湧き出る 曖昧に陰る白昼夢は 排気ガスを纏える 僕の目の中の光に ナイフが乱反射する 夕暮れの模倣光に 夜の帳は近いと知る 僕は塗料の反乱分子 色相が見放す罪人 今は赤が黒に成るを 暗黒牢で焦がれる 「光点への殺意」