ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


眼醒めを窓越しに

残酷な警告が照らす

騒がしい色を齧り

不満と共に唾を吐く

 

凶行は陽射しを浴び

蜃気楼が湧き出る

曖昧に陰る白昼夢は

排気ガスを纏える

 

僕の目の中の光に

ナイフが乱反射する

夕暮れの模倣光に

夜の帳は近いと知る

 

僕は塗料の反乱分子

色相が見放す罪人

今は赤が黒に成るを

暗黒牢で焦がれる

 

 

「光点への殺意」