ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕が盗んだものは

嘘、言い訳、独白

台詞、情景、思考

祈り、熱、切なさ

 

其れが言葉と成り

僕の硬い背を割る

そして翅を広げて

聖なる無知を愛す

 

僕と他人の境界線

独創性を悼むれど

僕が掴まえたものは

誰かの遺した見解だ

 

泥棒は自己を失い

或いは獲得もした

世界の一元化の前で

窃取は神話に変わる

 

 

「詩人は泥棒の始まり」