ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


全ては幻として

悲痛の汗を掻く

指紋のついた心で

物を語ろうとする

 

地獄を観たとして

再現は酷く遠い

僕らのすべき事は

闇に身を震わす事

 

恋に落ちたとして

幸いは指を躱す

経験無き強行に

赤色絵具は尽きる

 

罪悪は無いとして

不安を懲役する

尖る爪を削って

死ぬ癖に、と囁く

 

 

「前提の圧砕」