ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


螺子で巻いた女は

笑顔を見せてくれる

カラクリの口角に

歯車は低い音を立て

 

僕と踊ってくれないか

オルゴールは繰り返す

ワルツは永遠を知り

僕は別れに囚われる

 

機械仕掛けの恋に

色づく肌の冷たさ

恋人と呼べた人は

寂しい花瓶を飾った

 

精巧な恋情を尽くし

繊細な人形は微笑む

僕は心を寄り添って

硝子細工の夢を見る

 

 

「ドール」