2015-01-25 ■ 見たくないから 瞳を塞いだ 二度とまみえぬ 光の下僕 奇譚が始まり 手のひら濡らす それでも離さぬ 白い血の味 頭が暴れて 骸骨陥没 手首がもげても 覆い続ける とうとう血肉が 枯れ果てたなら 二つの果実が 女を睨む 「不要な眼球」