2015-01-18 ■ 僕は宇宙を嫌悪する 浪漫を感じる故もなく その暗黒に落ちるのを 怯えて嘘で気を逸らす 膨大な空間の暴力は 全てを見下す為にある 僕は隅で丸まりたくて 気が触れるまで逃げ惑う 宇宙は大きな穴だから その深淵にて泣く僕に 星々は尊大に煌めいて 賞賛の声までせがんでる 死の先にある虚無感は 宇宙の風の匂いがする 其処に魂の意味を問い 一筋の宇宙線が交わった 「宇宙人の憂鬱」