山は悲しんでいる

川は苦しんでいる

だけど僕は知らない

耳を傾ける事もない

 

都合の良い海が欲しい

静謐な海底に沈んで

退化した魂を宿し

眠るように忘れたい

 

聞こえの良い言葉で

武器を取る人々を憂う

湖畔に石を投げる事さえ

今では下品で乱暴となる

 

同じ顔をした詩人たちは

思想を持てと詰め寄る

僕は瞳の星に満足しながら

戦う言葉と仲違いをする

 

 

「自然の言霊」